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Ats the way

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Merry X'mas

2010/12/24 21:04 ジャンル: Category:想うこと
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クリスマス・イブですね。
皆さん、素敵な夜を過ごしておられますか~?

私は今日、2人のお嫁ちゃんを連れて、
3人のMagoたちへのプレゼントを買いに行ってました。

Ao君にはキレイにラッピングしてもらって、
明日の朝、サンタさんから枕元に届くよう、こっそりと・・・

今からAoの喜ぶ顔が浮かんで嬉しくなります。


・・・・・・・・・・・・・・

ところで。
2年前ごろ、釜ケ崎の路上生活者の人たちのために
私財を投げ打ってサポート活動をされているMatthewさんと云う方と出会い
何度か夜の巡回や、炊き出しなどに、参加させてもらいました。

今は事情があって行けなくなってしまったのだけど、
あれ以来、クリスマスになると、どうしても思い出してしまう
悲しいお話があります。

今年もまた、寒い寒いクリスマス・イブ。
釜ケ崎の路上で暮らしているおじさんたちのことを想うと、
こんなぬくぬくとした部屋でこれを書いているのが
ちょっとツラくなります。

Matthewさんは今はmixiの日記も閉じられていると思うので、
前のブログに書いた、私の日記にリンクし、以下に転載します。


---------------------------------------------------------------

『神さまの声』

「今年の冬は、やはりキツイ」
2008年12月25日 Matthewさんの日記より


昨日、釜ヶ崎の三角公園で、
先輩労働者が死んでいました。

公園に段ボールで家を作って住んでいた。

一ヶ月ほど前の夜回りの段階では、元気で、
それからほどなく見なくなり、
近くの小屋に住んでいた人も、
「どっか行った」という話だったので、
夜回りの注意が行かなくなってしまいました。

70歳を超えていらっしゃったので、
生活保護申請もうまくいき、
アパートに住んでいらしたのですが、
アパートを紹介してもらった業者が、
「貧困ビジネス業者」だったのです。

ほんまに、悪いヤツというのは、
頭がいい。

アパートを3回転居させられ、
どんどん、変なアパートに。
生活保護も握られていたようです。

それで、人間が信じられなくなり、
再び路上へ。

死後、三、四週間は経っていました。

先週は、三角公園のトイレで、
亡くなっていた方が発見された(この方は四時間後)。

また、ドヤ(日雇い労働者向けの簡易宿泊施設)に住んでいた
若い労働者の方も、
窓枠に布をかけて、そのまま外に飛び出して、
首つり自殺した。

この一週間で三人。

釜ヶ崎労働センターの雇用は、
12月、一気に三分の一に落ち込みました。

ウォール街が風邪引いたら、
釜ヶ崎の労働者は死ぬのか。


今朝は、仕事午前中半日有給休暇を取り、
本田神父の労働者のミサのクリスマスミサに参列してきました。
ミサの後、労働者が亡くなった場所に行って、
せめての供花を手向けさせてもらいました。

ミサで、本田神父は、マタイ福音書の講義をされていました。

子どもが産まれてくることに不安を抱くマリアに、
神が、生まれてくる子を、「イエス」と名付けるように、
という場面です。

共同訳聖書の翻訳者でもある本田神父は、
イエスの語源がヘブライ語の「ヤシャー」であることを通じて、
生まれてきた時から、
「マリアの子」という汚名を背負って生きねばならない人こそが、
全人類の救い主であるということの持つ意味を、
語っていました。

ほんとうにそうだと思うのです。

生まれながらユダヤ教の律法で忌み嫌われた
不義の子(マリアは婚約者ヨセフと性的交渉を持っていない。
だからマリアは婚約者以外の子どもを身ごもった)とよばれることを
余儀なくされ、最も低く差別された人びとが就く石工として、
生きることを余儀なくされた人(しかも、罪人として死んだ)の、
「生のありよう」が人を救うということなのです。

社会の片隅で、凍えて生きる人の声が、
神の声なのです。

亡くなった場所近くにいた、
他の先輩労働者たちは、
その亡くなった方のことをよく知っておられて、
心の底から「可哀想に」「おれお父さんが天理教で、
天理さんに心の中で、祈ったから、少しは(亡くなった人が)楽になるかなぁ」と、
つぶやいていらっしゃった。

「可哀想な人を救え!」というのは、
神の声ではない。
「助けて下さい」と聴こえないほど小さく発せられる声が、
小さくされている仲間を通じて、
働いている神の声でしょう。

僕はまだ神の声を聴きそこなう可能性があります。
もう少しセンシティヴにならなければ。


転載ここまで---------------------------------------------


世界のどこかで、今日もまた、
助けを求める、小さな小さな、「神さまの声」が聞こえているはず。

私たちは、少しばかり生活が苦しいとか言っても、
住む家があり、クリスマスのプレゼントを買うお金があり、
プレゼントを渡せる家族や仲間がいる。

だから、いつでも、
世界の片隅で、発せられる、最もか弱き声があることを
忘れてはいけない、って思う。

耳を澄まして、そんな声を聴き、
少しでも、彼らに、クリスマスの贈り物を届けられたら、と願います。

今年は、こちらに、寄付しました。

世界の子どもを児童労働から守るNGO ACE


Happy Merry X'mas
素敵なクリスマスをお過ごしくださ~い。



Ats

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