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Ats the way

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たまごたちの革命

2012/06/30 16:50 ジャンル:紫陽花革命 原発再稼動反対 意識革命 Category:政治
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6/29 首相官邸前抗議 上空 ヘリコプターからの 石井麻木撮影写真 vol.3

『まるで銀河みたい』と、どなたかがツイートされていました。
6/29、首相官邸前に集結した、小さな星ぼしの数は、
15万人とも20万人とも言われてますね。

私は今ちょうど、新しいMGが誕生して、1才9ケ月の上の子を預かっていて
てんやわんやのバビー業の最中ですが、
ずーっとツイッターや、テレビもつけながら、
この「紫陽花革命」と云われる、庶民による「抗議行動」を、見ていました。

これは、今まで見て来た、デモや反対運動とは、たぶん全く違う。

そして、今、この時代をともに生きて、
強く大きな思想を持つ人も、何の問題意識も持たない人も、
すでにとっくに絶望していて、とっとと先に進んでいる人も。。。

すべての人が、今立ち止まり、こころをひとつにする
そんな、とても大切な、「大革命」の、チャンスなのかも、と思ってます。

日本に、世界に、人類史に、永遠に残り語り継がれるか、
或いは、語り継がれる「未来」そのもものも消えてしまっていたりするか、、、

何か、大きなターニングポイントなのかも知れない、とまで感じてます。


つまりそれは、根底的な、意識の革命であり、
この何十年間で、すっかり凝り固まってしまっている、
大衆の、集合意識を、ガッツリと、書き換える、大きなチャンスだと思う。

今は、その、絶大な、タイミング。

そして、今ここを逃せば、たぶん、次は難しい。
無いかも知れない。

後で気づいても、もう遅いかも知れない。
それでも、平気で生きてゆける人もいるだろうけれど。


今、問われているのは、「原発再稼動反対!」ということだけじゃないよね。
立ち上がった、ささやかな庶民たちが、声をあげている、その奥には、
大きな大きな、働きが、内臓されていると思うんだよね。

そして、この「原発再稼動反対!」という、スローガンには、
あらゆる、不当で、理不尽で、不誠実な、、「システム」のすべてを、
ぶち壊し、ひっくり返す、大きな可能性も、秘められている、とも感じます。


誰もが、良心で考えれば、「ありえない」と思う、原発推進。
被害に合い、大切な人を亡くし、大きな悲しみと苦しみを背負い
その上に、まるで「忘れられたような存在」に、追いやられている、
多くの人々の側に立つと、原発はこの世からなくしてしまわなければならないって
本当なら、誰もが思うはずなんだよね。

ところが、この国には、いえ、この世界には、
そうはさせてくれない、不当で理不尽で、不誠実な「システム」がある。

経済とか。そうね。やっぱり、お金。
お金が作り出した、あらゆる仕組み。膨大なシステム。

多くの年月をかけて、そのシステムは、どんどん積み上げられ、
それを、進歩とか繁栄とかの証しとして、どんどん固められていった。

何もかも、幻想でしかないのに、
まるでそれらは、目の前に立ちはだかる、大きな壁のようになって
小さな、私たちひとりひとりを、押しつぶそうとするまでに成長し、
それでもなおかつ、善良な多くの庶民は、
そのシステムによって、自分たちは永遠に守られているんだ、、という、
輪をかけた幻想の世界に、すっかり「安泰」に、住まわされているんだと思う。

テレビのニュースは、常に事実を伝え、
新聞を読むのは、知識人として最低限の教養であり、、、
そんな意識を、いまだ持っている人はたくさんいる。


だけど、事実は、まったく正反対。


15万人の庶民が、自主的に集結したこの「抗議行動」を、
読売新聞は、まったく伝えていないと聞いた。

ほかのメディアも、「アリバイ工作」程度。。。


・・・・

細かいこと書くのはやめます。

わかっている人は、とっくにわかっていることだし、

それ以外の人たちにとっては、

この世界のほとんどは、
不当で、理不尽で、不誠実なシステムによって構築されていて、
今までそのことに気づかず、まんまと陥れられていたんだ、ということに
目から鱗が、何枚も何枚も剥がれてゆく、そんな「大革命」に
なるかも知れないんだよ、ということです。

こんな、ちっさいおばはんが、わざわざ云うことでもないですが。


だから。
目を見張り、耳をかっぽじって、そして、心の窓を開け放って、
ものの見方を、スッパリと変換する、覚悟の時かも知れません。


私は私なりに、こんなちっさいブログでこれを書くことで、
その革命に、参加しているつもり。


野田さんは、目の前で繰り広げられている、この大革命に、

「大きな音だね」と、云ったらしいです。

仙石さんは、

「だいじょうぶ、だいじょうぶ。大飯は再稼動するよ」と云ったらしい。


こんな最中に行われた、関電の株主総会で、
橋下大阪市長が、

「将来的には、脱原発!という方向性を!」みたいなことを求めたら、

「それでは、継続的な経営が出来ない」と答えられ、
そこに集まった株主たちのほとんどが、
橋下さんのこの提言に、「反対」した、という。


本当に、狂った人たちの狂い咲きです。


誰の目にも、あきらか。

お金・経済という、幻影のとらわれの身になっている人たちだけが、
勝手に、世界を、動かしているんです。


でも、本人も云ったとおり、
橋下さんの、この提言は、大きな「第1歩」になったと思う。
(ほかに色々問題も、なきにしもあらずな方だけど・・・)

これもまた、革命。


政治や環境問題が、今、象徴として、目の前にあって、
それをきっかけに、ちいさな人々が動き出している。

中には、さっぱりわけがわからないけど、、って人もいるでしょう。
でも、それでもいいんだと思う。

わけのわからない人は動けない。
わけのわからない人は、何も感じない。

何かを感じ、突き動かされるなら、
それが、個を超えた、大きな意識の働きなんだと思う。


ここに、ひとことではとても書ききれない、

私たちには、囚われまくっている、大きな「集合意識」がある。

それが、時に事件や事故も起こし、戦争や、自然災害まで、起こす。
それほど、ひとりひとりの意識は繋がっていて、膨大な力を持っている。

それは、無意識とか、何気なくとか、何故か不思議ととか、ふと思いついた、とか、、、
そんな風な感じで、時々「全体」を越えて、「個」に届けられることもある。

そういう微細な感覚に、もっと耳を傾けないといけない、今がその時。


私たちは、今、長年培われてきた、集合意識を、大きく書き換えようとしている、と思う。


そして、そのもっと、奥なのか上なのか周囲なのか、、、
それらの集合意識をも超える、普遍的な、調和の感覚、統一的な意識というか、
宇宙意識というか、神の領域というか、、、

そういう領域の存在を、知らないといけない。

たぶん、その領域を、垣間見る。

だって、覆いかぶさっている、「集合意識」を、ぶち破るんだもの。


今、とにかく簡単なことは、
テレビが言っていることは、全部、正反対か、
嘘か、あるいは、なーんにも事実を知らない人がテキトーに言ってることかも、
っていう、そういう「疑いの目」を持つこと。

自分が持っている常識や、思想や、タテマエなんかを、
一度、まっさらに、リセットしてみること。

私自身も含めて、みんながガチャンと、入れ替わってみる、チャンスかも知れません。



2009年、イスラエル文学賞を受賞した時の、
村上春樹さんのスピーチを、覚えていますか?

私も、古い日記のほうに、書いたことがあると思います。

その頃、私は、ほとんど、あほみたいな世界に失望しまくってました。

子どもの頃から、ずっと、世界が馬鹿げて見えていて、
だんだん、
そんな自分こそがきっとアホなんだろう~、と、思うことで息をしてた。
でも、いつしか少しずつ、周りに同じような人たちが集まり始め、
(それはきっと、インターネットという形で、意識のグリッドとして顕れた。)

ここで盛り上がれば盛り上がるほど、
外の世界には、どんどん絶望していく、って感じで。

何度か、「お。今度こそ」と思う時があったけど、
そのたびにまた、絶望的な答えによって、
世界は、肝心要なことを、スルーし続けてきた。

やっと、
世界を待っていても何も始まらない、と、
自分の足で、ささやかな道を歩き始めるまでも、
相当な時間がかかったなーと思う。

でも、だから私は、
世界がどうなっても、今回の「革命」も、
あっというまにスルーされてしまっても、
変わらず、自分には、歩く道が今はあるから、そこを進むだけんだけど。

世界が、動き出したら、
そこから、始まる新しい、別の未来もあるんだよね。

だから、私も、自分なりの準備をはじめないと、と思ってます。


今度も、もしかしたら、
世界のみんなは、スルーしちゃうのかも知れない。

そうなったらそうなったで、
また、仕事もありそうな気もするし。。。。??


まー、
あっちゃんのことなんていいんですよ。気にしないでも。


でも、ある人にとっては、大きな転機になるかも知れない。
そして、もしそうだったら、私たち全体にとっても、大きな転機になる。

何度も言うし、何度言ってもわからない人にはわからないけど、
私たちは、みんな、繋がってるんです。

苦しみは、自分だけのもの、と思っているから、手放せない。
あなたの苦しみは、私の苦しみでもある。
あなたが苦しみから解放されたら、多くの人たちが解放される。

ひとりの勇気は、世界を変えるほどの力があるんです。
というか、ひとりの勇気の集合体でしか、世界は動かない。

何をどうするのかは、誰にもわからない。
でも、ひとりの意識は、必ず、全体を動かすんです。
ひとりの決心は、世界を巻き込むんです。

あなたが見ている世界が、世界のすべてなんだから。



あーーーまた話しが流れちゃった。

村上春樹さんの、「システムとたまご」の話。


私たちひとりひとりは、ちっぽけな個である存在は、
みんな、小さなたまご。それは、野田さんだって仙石さんだって同じ。
誰ひとりとして、小さなたまごでない人はいないはず。
必ず、その人の前に立ちはだかる、大きな「壁」という、
なんらかの、「システムの怪獣」がいるはずだから。

今、みんな、その小さなたまごであるささやかな個人に立ち返り、
自分を取り巻くすべての世界を、あたたかみを持って見つめ、
お互いの魂が交わり合う感覚を、感じたいのです。

それが、この、不当で理不尽で不誠実な、大きな「システムのお化け」を、
武器を持たず、壊してしまえる、唯一の方法なんだと思う。

そこに意識を向ければ、ちっぽけな個人の苦しみは、解放される。


そういう、とても大事な、分岐点にいるのかも知れないと、思ってます。

ひとりひとりにとっても、世界にとっても。

すべてが、そんな象徴のように思えます。
ここまでの、神さまの段取りが、なんだか手に取るように整列したような。。。


村上春樹さんの文を、一部、抜粋させていただきます。

全文は、こちらで読めます。
http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php


前略

遠く離れているより、ここに来ることを選びました。自分自身を見つめないことより、見つめることを選びました。皆さんに何も話さないより、話すことを選んだのです。
 ここで、非常に個人的なメッセージをお話しすることをお許しください。それは小説を書いているときにいつも心に留めていることなのです。紙に書いて壁に貼ろうとまで思ったことはないのですが、私の心の壁に刻まれているものなのです。それはこういうことです。


 「高くて、固い壁があり、それにぶつかって壊れる卵があるとしたら、私は常に卵側に立つ」ということです。


 そうなんです。その壁がいくら正しく、卵が正しくないとしても、私は卵サイドに立ちます。他の誰かが、何が正しく、正しくないかを決めることになるでしょう。おそらく時や歴史というものが。しかし、もしどのような理由であれ、壁側に立って作品を書く小説家がいたら、その作品にいかなる価値を見い出せるのでしょうか?


 この暗喩が何を意味するのでしょうか?いくつかの場合、それはあまりに単純で明白です。爆弾、戦車、ロケット弾、白リン弾は高い壁です。これらによって押しつぶされ、焼かれ、銃撃を受ける非武装の市民たちが卵です。これがこの暗喩の一つの解釈です。

 
 しかし、それだけではありません。もっと深い意味があります。こう考えてください。私たちは皆、多かれ少なかれ、卵なのです。私たちはそれぞれ、壊れやすい殻の中に入った個性的でかけがえのない心を持っているのです。わたしもそうですし、皆さんもそうなのです。そして、私たちは皆、程度の差こそあれ、高く、堅固な壁に直面しています。その壁の名前は「システム」です。「システム」は私たちを守る存在と思われていますが、時に自己増殖し、私たちを殺し、さらに私たちに他者を冷酷かつ効果的、組織的に殺させ始めるのです。

中略

今日、皆さんにお話ししたいことは一つだけです。私たちは、国籍、人種を超越した人間であり、個々の存在なのです。「システム」と言われる堅固な壁に直面している壊れやすい卵なのです。どこからみても、勝ち目はみえてきません。壁はあまりに高く、強固で、冷たい存在です。もし、私たちに勝利への希望がみえることがあるとしたら、私たち自身や他者の独自性やかけがえのなさを、さらに魂を互いに交わらせることで得ることのできる温かみを強く信じることから生じるものでなければならないでしょう。

 
 このことを考えてみてください。私たちは皆、実際の、生きた精神を持っているのです。「システム」はそういったものではありません。「システム」がわれわれを食い物にすることを許してはいけません。「システム」に自己増殖を許してはなりません。「システム」が私たちをつくったのではなく、私たちが「システム」をつくったのです。
 これが、私がお話ししたいすべてです。





・・・・・・

私たちが創り、囚われてしまった、システム怪獣。
そろそろ、お役御免の、時が来たんじゃないでしょうか。



さて。
「そうは言っても、世界で何が起きているのかサッパリ~~~」とか
言う人がいたら(いないか)、
妄想でも哲学でもスピ系でもない、事実を伝える媒体として
とても、わかりやすく、誠実な方だと思う方を紹介します。
(みんな知ってると思うけど)

岩上安身ウェブサイト
http://iwj.co.jp/

岩上さんのツィッター
https://twitter.com/iwakamiyasumi/


お礼と応援の気持ちを込めて、あっちゃんは、IWJの会員になりました~。

(他にも約1個、サポートのため会員になりましたが、どこかは内緒です。)(笑)



はい。
あっちゃんの「あじさい革命」の日記でした。(笑

だからと言って、いいえ、だからこそ、

「悲観的に考え、楽観的に行動する」私は、

明日からも、普通に、楽しく嬉しく、生きてゆくのでした。


終わり。


※明日は、あわ歌とわの舞いのコラボです。
また、夜にでもご案内書きまーーす!!


最後まで読んでくれてありがとう。



立ち上がれ。か弱きたまごちゃんたちよ。



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