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Ats the way

「NGO千の雫プロジェクト」「大阪手作り酵素の会」「大阪源流『水の杜』」

『手作り酵素物語り vol.1』 北海道へ。

2016/12/12 01:36 ジャンル: Category:手作り酵素
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2016年12月1日。往路の富士。帽子かぶっていました。

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この報告を書きはじめて、あらためて思うのは、
「手作り酵素」とは、私たち生活者の視点から編み出された
究極の健康食品でありながら、人としての叡智を越えた
自然からの賜物でもあり、創造物でもあり、、、
だけど、もっと大きな視野でいうと、これは、
「Story」なのです。物語りです。
(言いたくもないけど)変な流行り言葉でいうと、
「レガシー」です。w 「レジェンド」でもいいです。笑

河村先生の物語、今はなき奥様の照子さんの物語であり、
ご家族みなさんにとっての物語であり、、、
私にとっても物語であり、、、
手作り酵素に出会った人たちひとりひとりの人生の中で
必要なタイミングと意味を持って出合い、ご縁を結び、
そこからまたあらたに生み出され、追加編集され続ける、物語。。

その物語は、単に個人の体験としてだけでなく、
拡く大きく、人々の意識の中で蓄積され、刺激され醸されて、
いつの間にか、それまでの常識や固定観念も書き換える、
なにか、とてつもなく大きな性質を持った、
膨大な、地球的な、そして新しい、「壮大な物語り」をも、
紡いでいるのではないか、
それとも、それを予感させる序章なのかも知れない、、、

しかも、それはきっと、人間の意識だけでなく、
私たちの身体を構成している、細胞の中の小さな器官のひとつひとつ、
あるいは、植物や海藻たちが、何十億年と受け繋いできた、記憶。
その上、ありとあらゆる微生物たちや、何千種類もの酵素という媒体。
なんというか、この世界に、生きるすべての生命を、
司っている神さまのシゴトのような、真実の一端を見つける秘策?
生物の命題としての、命を次世代へと繋ぐためのストラテジー?
色んな重要な「大きな物語」の、欠片を、今まるで、
手の平の上に乗せて、無心に眺めているような気分にもなり、、、

と、、、

意識の中で微細な感覚で感じていることを紐解くと、
こういう表現になってしまうのです。

ともかく、
何十億年とその記憶を受け繋いできた「叡智」というかなんというか。
それらすべてが紡いできた、この壮大な物語が、
今や私たちは、その生命の歴史において、
最大とも思える大きな危機を迎えていて、、

その危機を乗り越え、この物語を次世代に確実に受け継ぐために、
最も必要なエレメント(要素)として、「酵素」や「微生物」「発酵」という
このキーワードが、とても重要になっていることは、
誰もが確信してるだろうし、きっともっと明確にしなくちゃいけないのです。

だからこそ、今ブームのように、昔からあった「発酵食品」などが
あらためて日の目を浴びているのだと、思うのです。

???

この、頭や心で感じていることを言葉にするのはとても難しいですが、
書きながらとても気持ちが躍り出すような感覚もあるし、
ただただ、そんな溢れ出すような言葉の数々を並べみることを
ともかく、続けてみようと思います。
たぶん、私と同じ感覚をもっている人たちは周囲にたくさん居て、
きっと、私と同じように、心が躍り出すようなワクワク感を
感じているのではないかな、と、それも伝わってくるような気がします。

みんな、酵素や菌や植物などを通じて、
ここまで多くの情報伝達をしてきたチームですからね。

ともかく、このまま続けてみます。タイプが実は早い早い。
こんな時はこのままいけということです。


手作り酵素は、さまざまなエレメント(要素)を持ちながら、
ひとりの人の人生とともに歩む良き友であり、
そこから一緒に紡がれる物語の、大事な登場人物であるのです。

そんなことを考えると、すべてのモノゴトは、
人生を織りなす様々に美しい色をした糸であることを思うと
どれひとつ欠けてもこの物語は完成しないものであり、
逆に、どれが欠けてしまっても、この物語は未完のまま、続くものであり、、、
常に途上でしかないのだけれど、、、

ほらこうして、自分の思考も、とめどもなくはらはらと流れ出すので
上手に書くことが出来ないまま、やはりこれも
未完のまま、未環の物語として、記録として、
タイプするに任せて、残しておこうと思います。

この感性のすべてが、今回の報告であるのです。お許しを。

-------

2016年最後の月、手作り酵素の講習で
北海道へ5日間、出かけてきました。

手作り酵素の考案者である河村文雄先生による
「生活生命基礎科学講座」という、一見難しそうな講座と
手作り酵素を伝え続けた十勝均整社さんの
創立30周年を祝う会が一緒にありました。

前回は2010年、沖縄で開催されたそうです。
だいたい5年に一度の感じなので
本来なら昨年開催される予定だったのかと思います。

でも、2014年の12月、大きな悲しみが、
突然、十勝均整社さんを襲いました。

それまで病気一つせず健康で
河村先生を支え続けてきた、手作り酵素の母、
奥様で、十勝均整社の専務さんでもあった、
照子さんが、突然、逝去されたのです。

私の夫が突然倒れた、10日ほど後のことでした。

私の夫のことで会社に連絡をしていましたが、
皆さんとても心配してくださり、
色々とアドバイスなどをくださっていたところでした。

まさかそんな数日後に、、、。

ほんとに、前日まで普通に元気に過ごしておられたのです。
家族の健康にも人一倍気を遣う方でした。
十勝均整社にも、河村先生にも、なくてはならない、
太陽のような存在でした。
そんな方が、突然、何かのアタックでも受けたかのように
突然、亡くなってしまった、、

先生はじめ、会社の人たちは、本当に大きなショックで
悲しみに暮れ、なかなか立ち直ることも出来なかったようです。

そして1周忌も過ぎ、先生もこの日を境に立ち上がって
もう一度歩き出すことを決めておられました。

そして、1年遅れのこの講座は企画され、
本来なら、今年の6月に開催される予定でした。

3月ごろに案内が届き、私も行きたい気持ちはやまやまでしたが
今や夫を24時間つきっきりで介護中の身。

それまでも、照子さんのご葬儀や四十九日、
一周忌などのお誘いもいただいていましたが
すべて断念してきていたのです。

夫が戻ってきた当初、一度ショートステイで預けた時、
全然平気に見えていたのに、夜になって家に帰りたがり
館内のエレベーターも自動ドアも止めなくてはならないほど
大暴れをした、、(^^;) ということがあったので
たとえ1日でも、夫を施設に預けてどこかに行く、なんてことは
絶対に無理、と思っていました。
近くで日帰りなら今やどこでも連れて行きますが、
5日間、しかも北海道で研修、、となると考えただけで無理そう。

なんとか情報を探り、安心して預けられる手立てはないものかと
色々探しても見たけれど、その時は納得できるものは見つけられず、
ギリギリにあきらめ、不参加の意向を伝えていました。

色んな心配事を思うと、
それらをクリアして、何が何でも行こうと決めることは、
逆にとてもストレスがかかり、夫を可哀想に思うことでもあり、
不参加はとても残念ではあったけれど、同時に、
もう考えなくて良いという安堵感で(笑)、ほっとしてもいました。

「あきらめた」ということを受け入れていたのです。容易く。

ところが、
その後、4月に熊本で大きな地震があり、
熊本にも手作り酵素の代理店さんがあり、
被害の大きさや、社会的に考えて、この時講座は延期されたのです。
河村先生は、常に、世の中のことと自分のこと会社のこと、が
敏感に連動されているから、こういう決断になるのだろうと思います。

なので私はまた、再び、夫を預けて参加するかどうか、という、
きわめてストレスのかかる事案に、向き合わなくてはならなくなりました。^^;

前回お断りしたことで、逆に、次にこういうことが起きた時、
すべてをあきらめるのではなく、ちゃんと自分も社会参加できる道を
しっかり構築しておきたいと思っていたこともあって、
いつもよく話を聞いてくれる、言語療法士の先生(週1回来てくださる)
に、そんなことを話していました。
先生も、その方向を応援してくださっていました。

そして、教えてくれたのが、「レスパイト入院」という取り組みのことでした。
(※詳細はややこしいので検索してねー)

ともかく、その仕組みを利用することが出来て、
無事、安心して、夫を預けることが出来たのです。

いやいや、そこまでは何カ月も色々色々、頑張りましたー。
秋の酵素作りもぬかりなく続けながら、
夫のリハビリに週3回、病院にも通いながら、
言語の先生には、本当に色々協力してもらって、
カレンダーを読む練習とか、あれやこれや、
夫に理解してもらえるよう、着々と、、。

練習の入院から、先生が看護師さんあてに
色々「注意事項」を書いてくださったり、
ともかく、この先生のお蔭もあて、無事、入院にこぎつけたのですよ~。

最後には夫も、
「うるさいな~~。もうイヤやけど行ったるって!!」と
そんな感じにも見えました。笑

扉が出来て、開きました。というか、開けました。
家族も周囲もみんな協力してくれました。
夫も理解してくれたように思います。
実際、何事も無く、無事に1週間、待っててくれました。^^


前置きだけで長くなってしまいましたが、
ともかく、世程どおり6月に講座が開催されていれば、
当然私は参加できなかったわけで、
延期になったからこそ、道も開け、
あらためて、今後の可能性も広がったわけです。

私は個人的に、そのことに大きな意義を感じています。

熊本の地震は被害も大きく、
被災された方にとっては本当に大変なことなので
顰蹙を買うかもしれませんが、
ある意味、ここ数年、多くの人が災害や家族の死や
何かしらの苦難が起きたことを考えると
これもひとつの「象徴」のように思えるのです。

ごめんなさい。


ところが。
その熊本の地震で延期された後、
今度は、北海道に、かつてないほどの甚大な災害が
襲うことになったのです。

この夏、3つ(4つ?)の台風が、立て続けに東北や北海道に襲来し、
岩手でも老人施設が大きな被害を受け、死者も出ました。
北海道は、あまりテレビで放映されませんが
実は、とんでもなく甚大な被害がありました。

十勝均整社さんの、手作り酵素の拠点、
上美生の森も、すぐ横を流れる美しい川が増水・氾濫し、
素敵なログハウスや調理棟、倉庫などが流されたり
崩壊してしまったり、、と、
信じられないような被害が起きていたのです。

本当なら、この講座はまたしても延期か中止になっても
おかしくありませんでした。

だけど、講座は決行されたんです。

今や、災害はいつどこで誰に起きてもおかしくない、と思えるし
いつどこで誰が突然死してしまうことだって、
なんとなく私たちって覚悟が出来て来ていませんか?

私にだって、2年前、夫が突然倒れ、介護生活になるなんて
まったく今まで一度も、想像もしたことがなかったことが起きてます。

そういうことがとても身近に起きる時代になりました。

そんなこと考えてもいない人もいるかもしれないけれど
そんな人たちはそんな世界に住んでいればいいのです。

でも、いつか必ず自分を、或いは自分を取り巻く世界を
しっかり省みないといけない時がきっときます。
そのままでは、次の時代に行けないからです。

(この件はずっと溜め込んでいることです。年末に書こうと思ってまつ)

だけど、何故でしょう?
気候変動のせいかもしれない。
なんらかのパラダイムシフトが起きたのかも知れない。
たぶんそうでしょう。3.11以降、それは確実に進んでます。

それでともかく。。
熊本地震を経て、延期されたこの講座は、
北海道で均整社さん自身が、更に大きな災害に見舞われても、
今度ばかりは、いえ今度こそはと、開催が決まり、
それは、本当に、覚悟のようなものを感じました。

何があっても、どんな困難をも、私たちは越えてゆく、と。
肝が据わったような気がします。きっと。

だからこそ、私も行けたのだと思います。
その覚悟を共有したいと強く思ったし、
自分にとって、とても大事な講座になることも感じてました。

そして、思った以上にこの5日間は、
とても多くのことを学んだ、とても貴重な日々でした。

先生はじめ、髙澤さんや会社の人たちだけでなく、
手作り酵素に関わって来られた先輩方皆さんから、
そのパワーを、私も今回シェアしてもらえた気がするのです。

「手作り酵素」という、大きな絆の元、ファミリーのように集った人たちが
必ず、次の時代に必ず必要となるモノや意識を携えて、
恐れることなく、委縮することなく、しっかり生きていかなくては、と、
ものすごく明確に、そこに腹を据えさせてもらいました。

もちろん、血ナマコで生きるわけではありません。
幸せな次世代を創るのが希みなら、それは楽しくて軽やかなことです。

そんな大事なコトと関われていることを、とても嬉しくラッキーと思います。

・・・

序章が長くなってしまいましたので、シリーズにすることになりました。笑


突然ですが、

第一章、終わります。












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